ワイシャツ辞典
ワイシャツのサイズ選び
■ 首周りはボタンを留めて指1本分程度の余裕がベスト。

シャツの基本のフィッティングはまずはネックサイズから。喉ぼとけすぐ下の実寸サイズからプラス2cm(素材により3cm)がベストで、第1ボタンを留めた状態から指1本分が目安です。これより大きめだと襟が下がって、だらしなく見えてしまいます。
■ ゆき丈は実寸プラス2cmが基本。

ワイシャツの採寸の仕方

■ 首回り
のどぼとけのすぐ下で測り、その長さ(実寸)に2cmプラスします。実寸で35cmなら2cmプラスして37cmがシャツの仕上がり寸法です。着用されているシャツの第一ボタンを外して測って下さい。■ 胸回り
胸回りは、わきのすぐ下で水平にメジャーを回して測ります。 実寸に対してプラス14〜18cm程度のゆとりをみます。 ぴったりめをお好みの場合には、14cm程度のゆとりがお薦めです。■ ゆき丈
ゆき丈は、首の後ろ中央の出っ張った骨を基準点に、肩先の一番出ている骨を通って手首の関節(手盲点+2cm)がかくれる所までの長さです。■ 胴回り
胴回りはベルトの上、へそのあたりを測ります。 14cmのゆとりが目安です。■ 肩巾
肩巾は、肩先の一番出ている骨から首の後ろ中央の出っ張った骨を通って、反対側の肩先までの山なりにカーブした状態で計ります。ドレスシャツの場合はその寸法から1cm小さな方がフィットした着用感になります。■ 胴回り
胴回りは、ベルトの上、へそのあたりを測ります。ゆとりは14cm程度が目安です。■ 腰回り
腰回りは、腰の一番張ったところを測って下さい。ゆとりは12cm程度が目安です。■ 着丈
着丈は首の付け根中心から、ちょうどお尻がかくれるくらいの長さがおすすめです。お手持ちのシャツからの採寸

■ 胸回り
平らな台の上におき、前立ボタンをはめて、左右のわきのすぐ下を結んで、まっすぐに測り、その長さを二倍にする。■ 首回り
ボタン穴の中心からボタンの中心までをまっすぐに測る。■ 胴回り
胴のいちばんくびれた箇所を左右につまんでまっすぐに測り、その長さを2倍する。■ ゆき丈
シャツを中心線から二つに折って、ヨーク巾の中央を通してカフスの先端まで測る。■ 腰回り
わきすその左右をつまんでまっすぐに測り、その長さを2倍する。■ 肩巾
ヨーク巾の中央を生地目に沿って左右につまんでで測る。■ 着丈
ヨークのえり付け点から中心線上を通り、後ろ身頃のすそまでを測る。ドレスシャツとスーツのVゾーンの法則
Vゾーンには様々な法則があります。2ボタンスーツのように衿の開く角度が狭いものは、レギュラーカラーやロングポイントカラーの衿の角度が狭いシャツを。3ボタンスーツは逆にワイドスプレッドカラーの衿角度が広めのもので、タイも太めで締めるとバランス良く決まります。


フィット感の重要性

スーツにはこだわりを見せるというのに、シャツはそうでもないという人が多いのですが、イタリアの伊達男は必ずといっていいほど、身体にフィットした1枚を選びます。たっぷりとしたシルエットのドレスシャツで、Vゾーンに余った生地がシワとなって現れていない? もったいないですよね。
スーツの裾から出るワイシャツの長さは?

イギリスのジェントルマンはスーツへの意識が非常に高く、そしてドレスシャツにも並々ならぬこだわりを見せています。カラーはセミワイドカラーで決め、スーツの袖口から見えるシャツ袖の長さ、ハーフインチ(約13mm)に命をかけています。イタリア男にしろ、イギリス男にしろ、サイジングに対する意識は非常に高いのです。
スーツにとシャツ後ろ衿の重要性

完璧にスーツを着こなした大人の後ろ姿ほど格好いいものはありません。そして後ろ衿から覗くドレスシャツですが、長すぎては野暮、短すぎては窮屈な感じに見えてしまいます。ここは15mmという黄金バランスをキープすることが大事なのです。

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