インターンで何着る?シャツ徹底ガイド〜マナーと選び方〜

Choya Blog 2025/06/16

インターンシップは会社と自分をつなぐ第一歩です。そのため印象を大きく左右する服装選びは、とても大切な要素となります。ここでは企業の服装指示への対応やワイシャツ選びのポイント、実際の着こなし方やメンテナンスまでを網羅的に解説します。インターンでより良いパフォーマンスを発揮するためのヒントとして、ぜひご活用ください。

  1. まずは企業からの服装指定があるかチェックしよう
  2. 「服装指定」に合わせた服の選び方
    1. 「私服指定」の場合:シンプルで落ち着いた私服
    2. 「私服可」「服装自由」の場合:オフィスカジュアル
    3. 「スーツ指定」「指定なし」の場合:スーツ
  3. シャツはインターンシップにとても向いている!
  4. 【オフィスカジュアル】おすすめシャツコーデ
    1. おすすめは、【シャツ+チノパン+ジャケット】
    2. 暑い時期のオフィスカジュアル
  5. 【スーツ】おすすめシャツコーデ
    1. おすすめのシャツの色柄:白の無地だったら絶対安心!
    2. おすすめのシャツの襟:定番のレギュラー、セミワイド
    3. おすすめのシャツのサイズ:首回りと裄(ゆき)はしっかり合っているものを
    4. おすすめのネクタイ:派手でないものを
  6. インターンでのワイシャツ着こなしマナー
    1. 第一ボタンは留めるべき?
    2. 袖まくりはしていいの?
  7. 暑い時期の対策
    1. 半袖ワイシャツはアリ?
    2. ジャケットは脱いでもいい?
    3. 暑くても快適なシャツ選びのポイント
    4. インナーの選びかた
  8. 清潔感を保つ、ワイシャツのメンテナンス方法
    1. 洗濯
    2. アイロンがけ
    3. 保管
  9. まとめ

1.まずは企業からの服装指定があるかをチェックしよう

インターンに参加する際には、まず企業から提示される服装指定(ドレスコード)を確認しましょう。

スーツ着用が必須なのか、私服が許可されているのかといった情報を事前に把握すれば、どのような服装をすべきかの判断がしやすくなります。また指定が明確でない場合は、ビジネスカジュアル程度を意識しておくと失敗しにくいでしょう。企業のホームページや社員の服装例などを参考に、その企業らしいスタイルを意識して服装を選ぶことが大切です。企業は”社会人としてふさわしい常識があるかどうか”を見ています。

2.「服装指定」に合わせた服の選び方

2-1.「私服指定」の場合:シンプルで落ち着いた私服

完全な「私服指定」の企業では、社風やオフィスの雰囲気を事前にリサーチしておくことが重要です。「私服」と言っても友達と遊びに行くようなものではなく、いつもより少しきちんとした服装をすることでビジネス感をキープできます。色や柄には凝りすぎず、無地や落ち着いたデザインにしておくと、幅広い企業に馴染むでしょう。

2-2.「私服可」「服装自由」の場合:オフィスカジュアル

「私服可」や「服装自由」を指定する企業でも、ビジネスマナーを意識した着こなしを望んでいることが多いと言えます。スーツでなくてもいいですが、一般的に「オフィスカジュアル」と呼ばれる、社会人としてオフィスでも相手に失礼にあたらない服装がいいでしょう。特に初日や初対面での印象は重要なので、カジュアルすぎないカラーや素材のワイシャツを選ぶと好印象につながります。白や淡いブルーなど清潔感のある色を選び、派手な柄は控えめにすることでビジネスシーンにふさわしいバランスを保てます。

詳しくは【4】でご説明します。

2-3.「スーツ指定」「指定なし」の場合:スーツ

「スーツ指定」されている場合や、「指定なし」の場合は、迷わずスーツを着用しましょう。スーツは就活用の、いわゆるリクルートスーツで問題ありません。スーツを着ていて相手に「常識がない」「失礼」という第一印象を持たれることはまずありませんので、安心したければスーツを選ぶのが一番です。

3.シャツはインターンシップにとても向いている!

インターンシップでの印象の良し悪しが就職活動にまで影響することも少なくありません。インターンは実際の就業体験だけでなく、企業からの評価を得る機会でもあります。服装は、単に見た目を良くするだけでなく”自分はビジネスマナーを守れるか、常識があるか、清潔感があるか”などをアピールする重要な手段でもあるのです。

そんなインターンの場に着ていく服装として、シャツはとても向いていると言えます。シャツは襟がついているためきちんとして見え、またシワのないシャツを着用することで清潔感も演出できます。特に白いワイシャツは、多くの企業が好感を持ちやすい最も無難な色として知られていますし、ブルー系は爽やかに見えることでしょう。

企業に好感を抱かせる服装として、シャツはうってつけと言えます。

4.【オフィスカジュアル】おすすめシャツコーデ

「オフィスカジュアル」は着こなしの幅が広く、会社や職種により受け入れられる幅が異なるため、インターンに参加する方にはとてもわかりにくいかと思います。カジュアルになりすぎると仕事場に相応しくないと思われる危険性があるため、ここでは一番無難で失敗のない着こなしをご紹介します。

4-1.おすすめは、【シャツ+チノパン+ジャケット】

一番無難なコーディネートが、シャツ(白、ブルー)+チノパン(ベージュ、ネイビー、グレー)+ジャケット(黒、ネイビー、グレー)の組合せです。

ネクタイを締めないコーディネートの場合、襟先にボタンがついている「ボタンダウンシャツ」を選ぶと襟元が広がらないのでだらしなく見えません。チノパンはベージュやグレー、ネイビーなどがおすすめです。カーキグリーンは少しカジュアルな印象になりますし、白は作業などの際に汚れが気になるかもしれません。ジャケットはスーツのジャケットではなく、単品のジャケットを選ぶとさまになります。

シャツは白が一番間違いない色ですが、少し個性をプラスしたい場合は、薄いブルーの無地や、線が細めで色が淡いストライプも有効です。柄の大きいものや色が濃くカラフルなものは、目立ちすぎたり場の雰囲気に合わない場合もあるので控えましょう。

4-2.暑い時期のオフィスカジュアル

暑い時期も、企業の服装指定に沿った服装を心がけましょう。急にTシャツ1枚になったりハーフパンツになったりしてカジュアル度を上げてしまうと、オフィスで服装が浮いてしまいます。

シャツは長袖のままで、ジャケットのみ着用を控えさせてもらったり、服装指定に沿っていればシャツを半袖にするのもいいでしょう。その場合もお勧めカラーは白ですが、白は透けが気になるため、目立ちにくいインナーを着用するようにしましょう。

5.【スーツ】おすすめシャツコーデ

「スーツ指定」がある場合や「指定がない」場合は、迷わずスーツを着用しましょう。スーツは就活用のリクルートスーツでまったく問題ありません。

スーツにはシャツとネクタイがつきものですので、ここではインターンでスーツを着る際の、シャツとネクタイのおすすめコーデをご紹介します。

5-1.おすすめのシャツの色柄:白の無地だったら絶対安心!

着用するシャツは「白の無地」が最も安心。インターンシップだけでなく、企業説明会や面接、また就活以外の結婚式やお葬式の席でも着用できる、もっともフォーマル度の高いシャツです。

その他にも、薄いブルーや派手ではないストライプなら失礼はないですが、清潔感や誠実さ、常識力を一番アピールできるのは白いシャツと言えるでしょう。通常のビジネスシーンにおいても、一番失敗のない選択は「白いシャツ」です。もし少し個性を見せたり柔らかな印象を与えたりしたい場合は、白の織り柄や、ブルーやパステルカラーの無地のシャツ、細くて色が派手ではないストライプなども考えてみてもいいですが、会社により許容範囲が異なるため、あらかじめ確認してから選びましょう。また、無地系のシャツであれば、どんなネクタイとも相性抜群なので便利です。

5-2.おすすめのシャツの襟:定番のレギュラー、セミワイド

シャツにはいろいろな形の襟(カラー)がありますが、インターン時のスーツで着用するシャツは「レギュラーカラー」か「セミワイドカラー」にするのがいいでしょう。レギュラーは最もオーソドックスで、ビジネスやフォーマルなど幅広い場面で対応できます。セミワイドカラーは襟の間が少し広がっており、若々しくスタイリッシュな印象を与えます。開きが大きすぎるものは着こなしが難しくなりますので避けましょう。

スーツでもネクタイをしない”ノーネクタイ”の着こなしがOKな場合は、襟先をボタンで留められる「ボタンダウンカラー」もおすすめです。

5-3.おすすめのシャツのサイズ:首回りと裄(ゆき)はしっかり合っているものを

シャツのサイズ選びで一番大切なのは「首回り」と「裄(ゆき)」が合っていることです。

「首回り」は、着た時に指が2本入るくらいのゆとりがあるのが理想です。大きすぎるとだらしなく見えてしまいますし、小さいと首元が苦しくてボタンを外したくなってしまいます。

「裄(ゆき)」とは簡単に言うと”ジャケットからどのくらいシャツを見せるか”に関係しています。一般的にスーツを着用する際には、ジャケットの袖口から長袖のシャツが1~1.5cm程度見えるのがベスト。袖口から見えなかったり、出すぎていたりするのは、正しい着こなしではありません。そのために、裄のサイズが合っていることが重要になります。

これらの理由から「首回り」と「裄(ゆき)」が合っているシャツを選ぶのはとても大切なことです。

サイズは一般的に「首回り-裄(ゆき)」の順にcm単位で表記されています。例えば下の写真では「38(首回り)-78(裄)」という意味になります。

ご自分の合ったなサイズがわからない場合は、売り場の店員さんに測ってもらうといいでしょう。また下記の動画も参考にしてみてください。

>シャツメーカーYAMAKI【シャツのサイズの測り方】体を測る

>シャツメーカーYAMAKI【シャツのサイズの測り方】シャツを測る

またその他にも肩幅やウエストなど、よりご自分に合ったサイズのシャツがいい場合は、オーダーで作るという選択肢もあります。

オーダーシャツでは、首回りと裄のサイズはもちろん、体型のフィット感や生地・襟型など、ご自分の希望に合ったシャツが簡単に作ることができます。

>YAMAKI ONLINE SHOP 【SHIRTY’S】

5-4.おすすめのネクタイ:派手でないものを

インターンシップの際につけるネクタイは、あまり派手ではないものにしましょう。色はネイビー、水色、イエローがおすすめ。ネイビーは”真面目さや誠実さ”、水色は”清潔感や爽やかさ”、イエローは”元気さ、フレッシュさ”などを演出します。柄は「レジメンタルストライプ」と呼ばれる斜めのストライプや、小さな柄の「小紋」、水玉の「ドット」もいいでしょう。色数は多くなく、柄の大きさも小さめ、細かめなものを選ぶのがポイント。

シャツが無地であればどんな柄でも合わせやすいです。

6.インターンでのワイシャツ着こなしマナー

会社での服装マナーは、社会人でも難しい場合があり、正しい着こなしができるかどうかで常識力を問われるなど周囲に与える印象は大きく異なります。インターン先では「いつどのような場面で人に会うか」が予測不能なことも多いため、だらしない印象を与えないよう、常に細部まで意識しておきましょう。

6-1.第一ボタンは留めるべき?

ビジネスシーンでネクタイを着用するなら、第一ボタンはしっかり留めるのが基本です。ネクタイを締めて見えないからといって第一ボタンを留めないのはアウト。首周りをきちんと固定することで、ネクタイの結び目がすっきりと美しく見えます。

クールビズでノーネクタイが許される企業でも、襟元を開けすぎるとラフでだらしない印象を与えます。ノーネクタイの時に開けていいボタンはひとつまで。暑くてもそれ以上開けるのは控え、節度ある着こなしを心がけましょう。

6-2.袖まくりはしていいの?

袖まくりは、社内での業務や軽作業時には許容される場合があります。ただし基本的にはラフな印象になるため、なるべく袖まくりはしないほうが無難。特に外部との打ち合わせやクライアントとの商談があるときなど、フォーマル度が高い場面ではやめましょう。メリハリを付けて袖まくりを行うことで、きちんとした印象とラフな印象を使い分けられます。

また、腕まくりする際はこの方法がおすすめ!ぜひ参考にしてみてください。

>これさえ覚えればOK!シャツ屋が実践する「ワイシャツのかっこいい袖まくりの仕方」を教えます!

7.暑い時期の対策

クールビズが奨励される企業や業界では、インターンでも軽めの装いも適度に許容されることがあります。しかし、カジュアルになりすぎると企業への敬意を疑われたり、相手に失礼な印象を与えたりしかねません。気温や企業のドレスコードを考慮して、適度に涼しく、かつ清潔感がある服装を選ぶことが重要です。

7-1.半袖ワイシャツはアリ?

「暑い季節に長袖ワイシャツを着るのはつらい」という声も多いですが、ビジネスの場では長袖が基本とされています。特にインターンにおいて半袖は、企業から指定がある場合にのみ着用を検討しましょう。また半袖のワイシャツを着る際は、カジュアルになりすぎない、あくまでもビジネス向けのシャツを選びましょう。

7-2.ジャケットは脱いでもいい?

フォーマルな場面でどうしても暑さが我慢できない場合は、ジャケットを脱ぐという方法がありますが、その場合「ジャケットを脱いでもよろしいでしょうか?」などと上長や取引先に一声かけるのが礼儀。あくまでも相手に失礼のない服装や着こなしをすることを心がけましょう。

7-3.暑くても快適なシャツ選びのポイント

暑い時期は通気性や吸水性に優れた素材のシャツを選ぶのがおすすめです。綿100%は着心地や肌ざわりが柔らかく快適ですし、吸水速乾タイプのシャツはサラリとした涼しげな感触なだけでなく、素早く乾くので汗ジミが目立ちにくいという特徴があります。

>吸水速乾シャツ一覧

7-4.インナーの選びかた

日本では一般的に、ワイシャツの下にはインナーを着用する人がほとんどです。特に暑い時期は汗をかくので、「汗染み防止」の効果がありますし、またジャケットを脱ぐ機会が増える際の「透け防止」にも貢献します。Tシャツなどを着る場合は、派手な色やプリントのあるものは避け、シンプルなものを選びます。また色はベーシックな白でもいいですし、更に透けにくさを追求するなら「肌色、ベージュ系」もおすすめです。

また首元はある程度開いていて、ワイシャツの第一ボタンを外した時にインナーが見えないものを選びましょう。丸首でもいいですし、VネックでもOKです。

>肌着(デニスラ)一覧へ

8.清潔感を保つ、ワイシャツのメンテナンス方法

日々のメンテナンス次第でワイシャツの印象は大きく変わります。就活やインターンでは少ない枚数をローテーションで着用する機会が多いと思いますが、ぜひ正しいお手入れ方法を知り、きちんとケアをして好印象をキープしましょう。清潔感のある身だしなみは、第一印象を大きく左右します。

8-1.洗濯

ワイシャツは袖口や襟元など、汚れが目立ちやすい部分のこまめなケアが肝心です。シャツは直接肌にあたる部分が多いので、1日着たら洗濯するのが基本。特に皮脂の汚れは、汚れだけではなくニオイの原因にも。洗う時は洗濯ネットに1枚ずつ入れ、絡まらないように洗います。襟元や袖口の汚れが気になる場合は、洗濯機に入れる前に専用の「部分洗い洗剤」であらかじめ部分的にお手入れするといいでしょう。干すときは手でしわを伸ばしながらハンガーにかけると、しわが少なくなります。

8-2.アイロンがけ

ワイシャツの見栄えを大きく左右するのがシワです。特に襟や袖口、ボタンのある前立て部分にシワがあるとだらしなく見えるので、気になる部分にはしっかり丁寧にアイロンをかけましょう。

アイロンは、かけるものの素材などにより適正な温度設定が異なります。裏についている洗濯絵表示のタグを確認して、正しい温度でアイロンをかけてください。表示より高い温度でかけてしまうと、縮みや破損の原因になる場合があります。

「形態安定シャツ」「ノーアイロンシャツ」を買うとアイロンがけの手間を省くことができるのでおすすめです。

>ノンアイロン商品一覧へ

シャツの詳しいメンテナンス方法はこちらを参考にしてください。

>お手入れのポイント

8-3.保管

ワイシャツを保管する方法は、シワを伸ばした状態でハンガーにかけ、風通しの良い場所にあるラックにしまうのがベストです。その際、ラックにかける服の密度が高くなってしまうと、せっかくシワを伸ばしてきれいな状態だったのにまた新たなシワがついてしまいます。ある程度間隔をあけた状態で保管しておきましょう。

たたんで保管する場合も、なるべく折りたたむ回数を減らして、新たなシワが増えないように気を付けてたたみます。

シワになりにくい洗濯&収納方法は、ぜひこちらを参考にしてください。

>アイロンがけ回避!シャツがシワになりにくい洗濯&収納方法教えます。

9.まとめ

服装選びは、企業のルールや雰囲気を理解して合わせることが重要です。適切な服装をすることで「常識がある」「理解力がある」「清潔感がある」「好感度が高い」など、今後の採用活動にもつながる印象やポイントをアピールできるチャンスにもなります。

またインターンに行くのは、慣れないアウェーな場所に行くことでもあり、ただでさえ不安なものです。ワイシャツの選び方や着こなし方法などを詳しく知っておくことで、余計な不安や緊張を取り除いておきましょう。

これを読んでくださった皆さんのインターンや就職活動が、より良い結果になるよう願っています。