シャツ屋が一人暮らしの人に教えたい。家で洗濯するメリット3つとコツ

Choya Blog 2022/04/06

皆さん、シャツの洗濯についてこんな悩みを持っていませんか?
「クリーニングに出せば簡単だけど、お店に行くのは面倒だし時間がない。」
「クリーニング代もバカにならないけど、家で洗うとアイロンがけしないといけないのがイヤ・・・」
その悩み、もしかしたら解消できるかもしれません。

今回は【家で洗濯するメリット】と、【家で洗濯するコツ】について解説します。
一人暮らしの人必見ですよ!

  1. シャツ=クリーニングは思い込み?
  2. シャツを家で洗濯するメリット
    1. クリーニングに出す時間と手間が省ける
    2. クリーニング代が節約できる
    3. シャツが長持ちする
  3. 形態安定シャツを家で洗濯してみよう
    ~シャツを家で洗濯するコツ
    1. 事前準備
    2. ネットに入れる
    3. 脱水は軽めにする
    4. 干す前の手アイロン
  4. まとめ

シャツ=クリーニングは思い込み?

「ワイシャツは全部クリーニングに出している」という人も多いと思いますが、実は「クリーニングに出さなくてもいいシャツもある」ということを知っていますか?

それはしわになりにくい加工を施した「形態安定」のシャツ。これは基本的に「家で洗濯する」ことを想定して、お手入れがラクになるような素材や方法を選んで作られています。

そのようなシャツをクリーニングに出すと、逆にシャツにとってデメリットになる場合もあります。(後ほどご説明します)

「シャツはクリーニングに出すのが一番」と決めつけてしまわずに、「形態安定加工」のシャツは家で洗う。「形態安定加工なし」のシャツはクリーニングに出す。というように、シャツによって洗濯方法を使い分けるのがおすすめです。

シャツを家で洗濯するメリット

クリーニングに出す時間と手間が省ける

クリーニングに出すというのは、案外面倒なものです。
かさばる洗濯物をお店に持っていき、出来上がったらまた取りに行く。営業時間に間に合わず、休みの日じゃないと難しい人もいると思います。ネットで申し込んで出せるクリーニングもありますが、荷物の受取はやはり必要。

でも、自宅での洗濯には、それらの手間がありません。

また、家での洗濯は時間を選びません。毎日帰宅後にこまめに洗ってもいいですし、週末にまとめて洗ってもOK。周りに迷惑がかからなければ何時でも洗濯できるため、自分のペースで洗うことができます。

クリーニング代が節約できる

シャツのクリーニング代の相場は、150~350円くらいと言われています。
「平均250円で週に5枚」と考えてみると、クリーニングに出すのをやめるだけで、1か月に約5,000円程度の節約ができることになります。

家で洗濯した場合、確かに水道代や電気代はかかります。しかし、他の洗濯物と一緒に洗うことを考えれば、さほど特別に出費が増える訳ではないと考えられます。

シャツが長持ちする

【形態安定シャツ】は、「家で洗濯してもしわになりにくく、お手入れがラク」なことを目指して作られています。例えば、生地の加工方法や芯地の種類、縫製方法など、「しわになりにくくなる要素」を組み合わせて作られているのです。

一方、一日に多くのシャツを預かるクリーニング店では、スピーディーに仕上げるために「高温高圧のプレス機に、濡れたままのシャツを挟む」という工程があります。つまり、急速な乾燥とアイロンを一度に行うのです。(1枚ずつアイロンをかけ、プレス機は使わないコースや店舗もあります。)

実はこの工程が、【形態安定シャツ】の生地や芯地と相性が良くありません。よく「クリーニングに出していたら襟が縮んで小さくなってしまった」いうことがあるのはそのためです。また、生地の変色や破れにもつながります。

家での洗濯ではプレス機ほどの高温にさらされることもありません。そもそもしわになりにくいため、しっかりとしたアイロンがけも必要ない場合がほとんどです。

家庭での洗濯は、クリーニングに比べて「シャツを傷める要素」が少ないと言えます。そのため破損や劣化が少なく、よりシャツが長持ちする傾向にあるのです。

形態安定シャツを家で洗濯してみよう
~シャツを家で洗濯するコツ

家で洗濯するメリットがわかったところで、実際に洗濯してみましょう。
ちょっとしたコツをマスターすることで、洗った後の手間や、着られる期間が違ってきますよ。

事前準備

まずは、ポケットに入っているものはないかを確認しましょう。
よく、入れたまま洗ってしまうのがティッシュやペン。細かくなったティッシュが洗濯物じゅうにこびりついたり、ペンのインクが漏れて洗濯ものについてシミになったり・・・このような悲劇は、事前のひと手間で防げます。

襟や袖口の裏の汚れが目立つ場合は、先にポイント洗いをしておきましょう。
専用の洗剤も出ていますが、無くても大丈夫。襟の汚れは油汚れが多いため、石けんや食器用の中性洗剤でも効果があります。
汚れのひどい部分に洗剤をつけ、使わない歯ブラシで汚れを繊維からかき出すようにこすります。その後軽く洗い流したらポイント洗いは終了。(専用洗剤の場合は、メーカーの取扱い方法を守ってお使いください。)

襟や袖口の汚れは、酸化して蓄積するとどんどん落ちづらくなります。早めのポイント洗いでも落ちなくなった場合は、一度クリーニング店に出して、汚れ落としを依頼するといいでしょう。

ネットに入れる

洗濯の時は、できるだけ洗濯ネットに入れましょう。
ネットに入れると洗濯物同士の絡まりが抑えられ、しわがより発生しにくくなります。またボタンが取れて行方不明になることも防ぎます。

脱水は軽めにする

シャツは、できれば他の洗濯物より脱水時間を短くしましょう。水が滴るくらいの状態で干すと、水の重みでしわを伸ばしながら乾くため、乾燥後のしわの量がかなり違います。
ちょっとしたひと手間ですが、ぜひ脱水の途中でシャツだけ取り出して干してみてください。

干す前の手アイロン

ハンガーにかけたら、シャツを手で軽く伸ばしましょう。
両手で引っ張るようにしてもいいですし、両手の手の平で挟んで押し伸ばすようにしてもいいです。

シャツを着たときに目立つ「前身頃」「襟」「前立て」を中心にこの「手アイロン」をしておくことで、出来上がりの美しさに差がつきます。

ここまでできれば、乾いたときのしわはだいぶ減り、ものによってはアイロンがけが要らない場合もあります。(素材や商品により形態安定の性能が異なるため、同じ仕上がりにはならない場合があります。)
特にパリッとしたシャツがお好きな方は、少しアイロンをかけるといいでしょう。その時は、「襟」「前立て」「前身頃」など目につきやすい場所だけでもOK。それだけでも印象が大きく変わります。

まとめ

このように、形態安定シャツを家で洗うとメリットがたくさんあります。また、家での洗濯のコツを知ることで、乾燥後のお手入れが更にラクになります。【形態安定シャツ】の特徴を知って、ぜひ快適お得なシャツライフを!